<データ分析コーナーの使い方①>

桜花賞


編:いよいよ、クラシックシーズン、桜花賞です!昨年は5番人気レッツゴードンキ本命で、見事17370円をズバッと当てて、高松宮記念から連続Gの万馬券的中を決めたレースですよ。目下、本命が4年連続連対中と相性も良いですし、今年もまたまたズバッとお願いします。

 で、その前に先週ですが、先々週の高松宮記念的中などに続いて、重賞でまたガツンと来ましたよね〜。ダービー卿CT、馬連6110円が4点目、3連複6930円も4点目できっちり当たりましたよ。勝負レースも、土曜の安房特別で馬単3220円が、こちらはズバッと1点目で当たりましたし。

今:マジックタイムに上手く集中力を活かすべく、内に潜り込まれて2着だったのは誤算だったよね。ところでロゴタイプって久々の本命だったでしょう?

編:そういえば昨年の中山記念が最後の本命でしたっけ。

今:うん、データ分析の考え方に関して、示唆に富んだ馬だったので、久しぶりに理論の詳細な解説、それとこのコーナーの使い方も解説しておくよ。

編:おー、それは面白そうですね。

今:ロゴタイプは最後に連対した中山記念以来の本命だったわけだけど、その後の5走は3番人気以内に3回なったりとそこそこ人気だったけど、一度も本命どころか3番手以内に評価したこともなかったはずだ。

編:僕は前走の中山記念で、また狙ってくるかと思いましたが、ここでしたか。

今:去年の中山記念はダートからのショックだったけど、今年は普通のステップだったし、今年は外差しの効く、速い上がりの量勝負という、苦手なカテゴリーだから無理だよ。あ、そうそう、前走の中山記念は前が残る馬場になるかもと思って久しぶりに対抗の高評価にはしてたんだっけ。あの日は外差しになったからね。

編:中山記念からなので、今回は短縮ショッカーでしたもんね〜。

今:でも、データからすると中山記念組は21頭走って、一度も連対馬はいなかったんだよ。実に1番人気が5頭も出走して、その5頭全てが5着以下に惨敗してたんだ。

編:まさに死のステップじゃないすか(笑)。データ分析コーナーとしては、完全なアウトですよ。またまたどうして本命だったんですか?

今:データ分析というのは、こういうステップの馬が来たとか来ないとか、そういう数字の集計はたいした意味は無いからね。考えることがめんどくさくなった人がすることだよ。馬は毎回違う馬であって、昨年と全く同じステップ、状態の馬なんて、1頭もいないんだから。だからデータ分析は、飽くまで客観的に、どうしてこういうステップが来たか、その理由を考えないと何の意味も無い。データ分析は例外が来るときに、「今回走るこの馬が初めての例外になる」と予見出来て始めて、データ分析がしっかりなされている証左になるんだ。予見性のないデータ分析は、単なる集計だよ。その予見性を僕も含めてさらに磨くためにこのコーナーをやってるわけだから。で、どうして今まで中山記念組は人気馬が多かったのに連対しなかったんだと思う?

編:短縮は有利ですからね〜。いつもの分析からすると、ストレスですか?

今:うん、正解だ。心身疲労だね。伝統のGでダービー卿CTなんかと比べれば遙かにレベルが高い。だから人気になるわけだけど、疲労は当然溜まる。しかも距離も1ハロン長い。これは体力的にも精神的にも、相当のダメージだよ。だから中山記念で見せ場のあった馬は基本的に危ない。でも、それだけだと相性が悪すぎる。あとは短縮の多頭数になるから、流れに入れないケースが多いことも考えられる。中山記念は頭数が揃わないことがあるし、ペースもそれほど上がらないからね。

編:なるほど。

今:あと、レベルが一気に下がってのGだから、実績馬はハンデも背負う。

編:そうですね。ロゴタイプも58キロでした。

今:58キロの馬も、過去は軒並み凡走しているんだ。そういう意味でも、ロゴタイプは普通のデータ分析派には完全にアウトの馬だよ。

編:うーん。ますます分からなくなりました(笑)。疲労は分かりますけど。前走は7着惨敗で、2走前も9着。それで前走が休み明けだから、「蓄積疲労の心配は全く無い」っていう、いつもの解説ですね。

今:そうだね。何せ昨年の中山記念以来一度も連対してないし、人気以上に頑張ったレースも一つもないわけだから、疲労は皆無。この項目は完全にクリアだね。次に短縮のペースアップで対応が遅れるという問題だけど、2走前にGのマイルCSを使って、しかも好位から競馬をしていて、3走前もマイル重賞で2番手と先行しているから、活性化面ではクリア。最後は斤量問題だ。58キロ以上の馬は9頭全て5着以下に凡走していて、2番人気の人気馬も11着に惨敗している。つまり、ロゴタイプが連対どころか、始めて58キロ以上で4着以内に好走した例外になったんだ。いつも説明しているように、斤量は特に上がり勝負で、かつ瞬時に加速しなくてはいけないときに影響しやすい。一度加速が付けば、重くても簡単には止まらないから。走り出したダンプカーと同じだよ。

編:今井さんの予想でも、「上がり掛かる前残り競馬になれば」というような解説でしたよね。

今:そうだね。ある程度ペースアップして、上がりが掛かってかつ前も残る競馬が理想だ。ロゴタイプは平均して速い流れで先行して強い強引なパワータイプだからね。瞬時に加速する瞬間はないから、その形に持ち込めば、斤量はほとんど関係なくなるわけだ。で、レースではスタート遅かったのはビビったけど、その後強引に先行した。あのまま控えてたら来なかったし、レースのペースも遅くなってたから、上位馬も全く違うレースになってた可能性もある。ロゴタイプが並んでいった2ハロン目から、淀みなく厳しいペースでずっと前の2頭に外からプレッシャーを掛け続けるという、強引なパワー競馬で競り落としたからね。自分の競馬、斤量の影響しない競馬に持ち込んだというわけだよ。そのぶん、ロゴタイプに潰された内がポッカリ開いて、そこに潜り込んだマジックタイムの集中力を引き出しちゃったけど。

編:ワンポイントアドバイスでも、C要素が強いっていう話しでしたもんね。上手く乗りましたよね〜。

今:あと、1番人気のキャンベルジュニアね。

編:13年のデータ分析で、準OPは前に行きすぎてても危うさがあるという話でした。同馬は2番手なので、ぎりぎり危ないラインですか?

今:それもそうだけど、前走のレースだよ、一番気になったのは。

編:小倉でしたね。僕もちょっと悩んだのですが、解説では準OPからは、阪神、中山のタフな流れで来た馬は有利で、東京、京都の緩い流れの馬は危ないということでした。小倉の話はなかったのですが、これは悩みますね。

今:うん。客観的に分析するために、具体的な馬は何が出てくるか知らないで解説しているからね。S君が訊いてくるステップを考察しているだけだから、準OPからが小倉の馬だとは知らなかった。

編:小回り小倉で1800mは、いつもはタフなレースというカテゴリーに入れてませんでしたっけ?

今:そこだよね。僕もそこで悩んだ。しかも23走前も中山だから。かなりタフな競馬場を使っている。さらには鮮度が抜群。前日売りでは1番人気でもなかったから、一瞬本命も考えたよ。

編:何が引っ掛かったのでしょう?

今:前走は小倉とは言え、スローの少頭数だからタフではなかった。2走前もスロー。そう考えると、準OPからの先行馬にとって今回はかなり辛く感じるから、本来ならここでアウト。ただ、もう1つ引っ掛かることがあった。3走前の中山マイルがスローでなかったのに抜群に強かった。

編:ですよね。それで人気になってた部分もありましたから。

今:ただ平均ペースの少頭数だった。しかも3走前。記憶も遠くで、タフさレベルも低い。これだとやっぱり活性化面で少しあやしい。ただ、ここもややこしいんだけど、今回もその平均ペースがかなりありそうなメンバー構成なんだよね。揉まれず淡々と競馬が出来るかもしれない。だからローエングリンがどう乗るか、ここに比重がかなり乗ったレースだった。ローエングリンが2ハロン目から強引なパワー競馬に出てプレッシャーを掛けちゃったから、力尽きたっていうことになる。あと、血統的にしぶといタイプじゃないからね、体力が多めで、量もあるタイプだから、そういう先行馬が格上げでずっとプレッシャーを掛けられると厳しくなる。

編:なるほど、小倉でもタフでないときがあるわけですね。

今:今見てきたように、データ分析はその意味を考えながらしないと意味が無いということだよ。便宜上、何番手以内という話とかしてるけど、その後にいつもしている理由部分をね。データは、鮮度要求レベル、タフさベル、活性化レベル等の、そのレースの質を分析するための道具ということだから。そこの解説をよく読んで、自分なりに消化していって欲しいんだ。そうじゃないと例外が走るときに対応出来ないから。馬は毎年違うわけで、常に例外は走るのであって、その例外が来る瞬間を今回のように予見するのが、何度も言うけど、データ分析の本質的な意義なんだからね。


 皐月賞データ


編:いや〜、先週はお見事でした。準勝負レースの大阪-HCで8番人気の本命が来て大きいのが当たったりしましたけど、やっぱり桜花賞でした。昨年の万馬券的中に続いて、今年も本命のジュエラーが勝って、馬単2年連続的中でしたよ。これで桜花賞は本命が5年連続連対中ですし。人気サイドで決まってばかりのレースならあるでしょうけど、昨年みたいに人気馬全滅の年があったりする重賞での連続連対は、凄いですよ。

今:荒れてるからMとしては論理的に当てられるわけで、今年は堅かったから、難易度は高かったよ。いくら考えても、まともな穴馬思いつかなかったもんね〜。

編:ジュエラーは2走連続追い込みのストレスがあると考えて僕はシンハライト本命でしたが、M的にジュエラーのストレスってどうだったのですか?

今:前走だけだから、牝馬のオープン走ったのは。あとは新馬と牡馬混合重賞の2戦だけ。出走馬中、12を争うレベルで、生涯鮮度は高かったよ。

編:なるほど。でも、追い込み好走のストレスはなかったのですか?

今:追い込みといっても、18頭立ての13番手と、16頭立ての11番手だから中団後ろっていうことだ。これが前走最後方だったらさすがに本命にしてないし、実際勝ってないどころか、2着も怪しかったはずだよ。先週のデータ分析、覚えている?

編:なんかジュエラーにプラスになる話ってありましたっけ?

今:S質の強い差し競馬になった場合は、後ろに回る位置取りショックが有利だって話をしてしていたでしょう?

編:そういえば、そうでしたね。

今:スタートをわざと遅らせることが多いデムーロだからね。わざとでなく本当に出遅れることも多いけど(笑)。

編:ええ、いつもその話をここでもしますもんね。僕もその出遅れが怖いのもあって、シンハライトにしたのですが・・・。

今:いや、違うよ。ここでスタート遅れれば、後ろに回る位置取りショックが掛けられるからね。S質の桜花賞が差し競馬になったときの王道パターンだ。今回は断然人気が先行馬で前掛かりだから、かならずこのショックを掛ければ決まる。意識的に遅らせるにせよ、あるいは出遅れるにせよ、どっちでも良いんだけど。まぁ、出遅れずに中団で競馬しても外枠だからそれほど揉まれないで、それはそれで崩れないとは思ったけど、位置取りショックを遂行すれば勝つ可能性は飛躍的に上がるからね。そもそも、先週のワンポイントアドバイスで解説したように、ジュエラーはブレーキ掛けるような競馬は向かないから。揉まれずに一本調子に加速したいタイプだから、追い込みに回る位置取りショックで大外に出せば、余程の前残り競馬でない限り、勢いよく上がってくるのは目に見えている。

編:なるほど〜。出遅れが怖いんじゃなくて、逆なんだ・・・。

今:これをMでは、「意識的な位置取りショック」って言って、一番決まるパターンだよ。

編:あと、NZTのダンツプリウス本命も驚きました。前走人気薄で激走して人気になる馬って、「ストレスある」でいつもなら切り捨てるパターンですよね?

今:そうだね。前走のアーリントンCは、今回も出ていた4番人気のレインボーラインを本命にしたレースだったよね?

編:ええ。それで見事に1着でした。このレインボーラインを今回評価下げるのは分かってましたよ。狙って激走した後のレースは、ストレス溜まるし人気になって期待値下がるということで、だいたい次のレースは、一段階評価下げますから。

今:そうだね。前走はストレスが無くて、得意の阪神でタフなレースになるから本命だったわけで、今回はストレスあるしで、前走ほどのパフォーマンスは無理だから。

編:同じことがダンツプリウスにも言えません?

今:いや、そうではないよ。ただ話が長くなるから、あとは回顧か何かでしよう。それより、一番面白かったのは、日曜の中山2Rだよ。

編:3連複の7780円が3点目で当たったレースですよね。確かにあれは面白かったですよね〜、馬体重が(笑)。

今:うん。本命が48キロ増ってのを見たときは、目を疑ったよ(笑)。しかも450キロの馬が500キロになったとかじゃないから。524キロの馬が572キロって、そんな巨漢馬が前走比50キロ近く増えてるなんて、なかなか見ないっていうか、ほとんど記憶にないでしょ。

編:それで実際に2着で連対しちゃうんですから、二度びっくりでした。そんな例って、過去にあったんですかね?

今:どうなんだろうね〜。それより、あのレースはまさにいつも解説している馬体重の意味が凝縮されているレースだったよ。

編:というと?

今:まず、いつも言うように基本的に休むっていうのはリフレッシュ、心身の再充填が目的だからね。生命力の問題だから、本質的に増えていた方が良い。それは太いとか細いとか、そういう物理的な問題以前の、生命リズムの問題だ。これも何度も言ってることだけど、前走より絞れたとか、増えたとか、数キロなんて競走能力にほとんど影響しない。それでも馬体重は極めて重要なファクターになる。それが例え競走能力に影響しない、微々たるものでもね。馬体重は競走能力がどうだ以前に、その馬の生命リズム、今あるところ、その位置そのものが問われているんだ。そのリズムの方向性が重要なのであって、能力の問題はよほどはっきりした状態で出てこないと意味が無い。リズム的に、またタイプ的に絞れていた方が良い臨戦過程、増えていた方が良い臨戦過程があるってことだ。もちろん、物理的に太かったり、細かったりしたら、当然競走能力に大きな影響を与えるけど、そういうレベルまで達しない状態の増減で決まるケースの方が圧倒的に、率で言えば7割くらいは多いということだ。実際、今回のブレイジングサンはパドックでも、物理的に太かったよ、明らかに。走れないってほどではなかっけど、太いことは太かった。ただ、今回は休み明けで初ダートで短縮だからね。あのくらい太くて気分が良い方が素直に力を走りに伝えられる。ただし、先週のロゴタイプの話じゃないけど、ブレーキ掛けちゃ、駄目だよ。斤量もそうだけど、太いのも、簡単には加速しないから。同馬は外から早めに捲って動いったでしょう?それでずっとゴールまで緩めずに一本調子に外を回って走り続けた。一見、強引で無茶な競馬に見えるけど、太いS系でダートの短距離ならあれでよい。下手に馬群の中団で競馬したら気分良く加速出来ないから。止まりそうで止まらなかったように、本当ならもっと強引に後方から一気に捲るか、あの馬体重なら逃げるのが良かったけど、スタート悪かったからね。血統的にはダート替わりが圧倒的に良いことは分かっているわけだし。

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